プレスリリース：ウッドショックによる木材不足・高騰を背景に開発。自然の風合いはそのままに、使用する資源量を約30％に抑制。環境にもくらしにも優しく、お求めやすいオーダー家具「バリタテーブル ライトソリッド」が新登場

2022.9.20

「ものづくり」にこだわり、衣食住に関わるオリジナル商品を自社店舗で販売しているKEYUCA（社名：河淳株式会社　所在地：東京都中央区、代表：河崎淳三郎）は、人気オーダー家具の「バリタシリーズ」より、環境に優しい「バリタテーブル　ライトソリッド」を2022年9月10日（土）よりオーダー開始します。

これまでKEYUCAは、良質な無垢材を使用した日本製の家具にこだわり、お客様それぞれのニーズに合わせたオーダー家具「バリタ※シリーズ」を展開してきました。しかし、新型コロナウイルスによる木材需給の逼迫や、世界情勢による木材供給停滞などから、世界的に木材が不足・高騰する「ウッドショック」が発生。KEYUCAとしても大きな打撃を受けました。
そこで、これまで当たり前に使ってきた木材が仕入れづらくなったとき「本物でありながら、資源を大切にした家具とは何か」を考え開発したのが、今回の「バリタテーブル　ライトソリッド」です。本商品は、無垢材の自然な風合いはそのままに、KEYUCA初の新技術「ライトソリッド構造」を用いることで、従来の無垢材よりも天然資源を約30％に抑えることに成功。環境に優しく、また木材資源を減らしているため、お求めやすい価格で提供することができます。さらに、テーブル全体の重量も軽くなり、一人でも動かしやすく掃除しやすいのもポイント。テーブルのサイズ・形状・脚・材質も選べるため、自身のお家にぴったりのテーブルのオーダーが可能です。ぜひ、家族団らんの主役になるダイニングテーブルやリビングのくつろぎ空間に寄り添うローテーブルとして選んでいただけたらと思います。ものづくりのKEYUCAがこだわり抜いて開発した「環境にもくらしにも優しいテーブル」を体感ください。
※バリタ=Varitaとは、フィンランド語で「選ぶ」という意味です。

●環境にも暮らしにも優しい、KEYUCAのサステナブルなテーブル

自然環境や生態系を壊すことなく、限りある資源を未来の世代まで残し、豊かで平和な暮らしが続けられる社会を目指して、KEYUCAではサステナブルな家具を提案しています。「バリタシリーズ」では、可能な限り使う資源の量を減らし、そして使った金額の一部を植樹などを含めた環境支援に使うことで、環境にも暮らしにも優しい家具づくりをこれからも行っていきます。
※植樹の様子は随時ホームページにて公開予定です。

●KEYUCA初の新技術を採用、オーダー家具「バリタテーブル　ライトソリッド」商品概要

1.資材の量を約30％に抑制
世界的なウッドショックを受け、品質を落とさずに、天然資源の量を減らす新たな「ライトソリッド構造」を開発。天板の上面に3mmの無垢材を敷き、中身は無垢の枠組みを入れて空洞状にすることで、天然資源の量を約30％に減らしています。さらに、油性マジックも簡単に消える材質なのが嬉しいポイントです。

2.通常の無垢仕様のテーブルに比べ、30％軽量化
また、資材の量が減ったことで、テーブルの重さ自体も30％削減。掃除の際にも簡単にテーブルを動かすことができるため、より生活の中で使いやすいテーブルに仕上がりました。

3.無垢のテーブルよりもお求めやすい価格で提供
さらに、天然資源の量を減らしたことで、無垢のテーブルよりもお求めやすい価格を実現。
でも、見た目は無垢の天板とさほど変わらないように作られてます。

●予算や素材の好みに合わせて選べる「バリタシリーズ」の天板

KEYUCAのオーダー家具「バリタシリーズ」では、今回新たに開発した「ライトソリッド構造」に加え、予算や素材の好みに応じて選べるよう「無垢天板」「突板天板」もご用意しています。また、お客様のご要望に合わせて塗装までセレクトができ、脚も多数の中から選ぶことができるので、10万通り以上の組み合わせでオーダーが可能です。

「バリタシリーズ」の無垢は、太い木や細い木を無駄なく使うために、1度すべてを27mm角にしてから制作。手間がかかりますが、きれいで環境にやさしい天板に仕上がります。 また今回新たに、「ライトソリッド」を制作する技術を利用して、突板のテーブルも制作。天板の上には約0.3mmの突板を載せ、真ん中は通常木材の小片を混合した木質ボードを使用するところ、贅沢に無垢の枠組みで制作することにより、質感を落とさないきれいなテーブルに仕上がります。

●「バリタシリーズ」のオーダー方法

※詳細は、ホームページにてご確認ください。
https://www.keyuca.com/shopping/order-furniture/

●デザイナーからのコメント

「ライトソリッド構造」の開発の背景は、世界の木の需要の中でウッドショックや為替の変動など外部理由はたくさんありますが、私が最初に思ったことは私達作る側の理由ではなく、使ってくれる方としての課題解決を考えたことです。

もちろん価格的なことも理由のひとつですが、例えば天然木の無垢テーブルは良いけど掃除する上では重すぎないかな、天然木は割れるから反り止めという部材を天板の下につけるのですが、木で作ると手や膝にあたって邪魔ですし、鉄で作るのもどうなのかなと思い始めました。天然木のテーブルにおいて当たり前であることは、自分が使用者として考えたときに、不自然だと思い、そのあたり前を変えようと考えました。

ただし、考えることとそれを実行することはまったく難易度が変わり、試行錯誤し実現に2年かかりました。
天然木の使用量を減らしながら、その質感を保つために一番考慮しなければならない点は手間です。
通常の天然木のテーブルは小さい板を集成して一枚の天板にして受注に応じてカットして作りますが、このライトソリッドの場合この一枚の天板にする作業に手間がかかります。
そして同じような強度にする見えないところへの工夫も大変でした。ただ人の工夫によって、限りある資源を大切に使って商品をうまく作るというのは私達の仕事だと思っています。苦労しましたが、価値のある苦労だったと思います。

家具デザイナー 茂野 真幸（しげの まさゆき）

ウッドショックなどのような社会問題に対して、解決までは行かないにしても、作り手にも使い手にも優しい目標達成型のデザインという方法が、今後問われていると考えています。私はその手法としてライトソリッド構造然りですが、素材から考え工夫することでケユカが販売する意味を伝えていきたいと考えています。

それは家具だけでなく、雑貨やカーテンにおいても同じように意味とその目的を兼ね備えてご提案できたらと思います。

●「KEYUCA ECO WEEK」を期間限定で開催

ケユカでのお買い物が植林活動につながる「KEYUCA ECO WEEK」キャンペーン第2弾を、9/16（金）～9/30（金）まで15日間開催いたします。

「KEYUCA ECO WEEK」キャンペーンは、天然木のオーダー家具なども販売するライフスタイルブランドとして、KEYUCAが植林活動に興味をもっていた中、紙袋の発注金額の一部が植林活動に寄付される、東京アート株式会社の「森づくりプロジェクト」と出会い実現したキャンペーンです。

期間中にお買い物されたお客様へ、限定デザインのショッパー紙袋で商品をお渡しいたします。普段の何気ないお買い物が環境問題へ貢献できるため、日々環境問題に取り組まれている方は勿論のこと、興味はあるがなにから取り組めばよいかわからなかった方まで、手軽に貢献できる素敵なキャンペーンとなります。ぜひ、お近くのKEYUCAに立ち寄ってみてください。

【開催情報】
■第2弾
開催期間：2022年9/16（金）～9/30（金）まで
対象店舗：KEYUCA全店舗（エキュート立川店除く）