ソファを形づくるのはデザイナーの暮らしへの心くばり
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ソファを形づくるのは
デザイナーの暮らしへの心くばり

2016.7.28

くつろぎの空間を演出し、インテリアの主役となるケユカのソファ。前回のreportで製造工場を紹介したメイソファヨナスソファをはじめ、広く愛されるデザインはもちろん、座り心地や耐久性といった使い勝手の良さにも、高い評価をいただいています。

今回は、ソファの企画・デザインに携わるケユカの開発担当者が集まり、“使う人の暮らし”を想うモノづくりについて語り合います。参加したのは、商品開発グループで活躍する、茂野真幸さん(左)、吉賀陽也さん(右)、吉田達哉さん(中)の3名です。

茂野さんは家具製品すべての開発・企画・設計について、リーダーとしてデザイナーを取りまとめる立場で、メイソファヨナスソファの製品化にも携わりました。吉賀さんはブランドディレクターとしてケユカブランド全体の方向性を定めて舵取りをし、その魅力を発信する役割を担います。吉田さんは大人気のノーブルソファを手がけ、独創的なアイデアでケユカデザインに新風を吹き込む、期待の若手デザイナーです。

茂野:メイソファヨナスソファは、デザイン性だけではなく、耐久性と座り心地、そしてメンテナンスのしやすさも重視してつくりました。耐久性を第一に考えると、ふつうは装飾性の少ない、カッチリと四角いソファになってしまいます。でもケユカらしく優しいデザインは譲れないという想いで、開発時はデザイン性と耐久性のバランスをとるために苦労しました。

吉田:メンテナンスについては、自分の手でカバーを着脱できる点が魅力ですね。一般的にデザイン性の高いソファは、張り込みの仕様になっていて、カバーの付け替えができません。デザインを凝れば凝るほど、張り替えができるようにするのは難しいのですが、ケユカではそこを決して妥協しませんからね。

吉賀:そしてメイソファヨナスソファについては、座り心地も抜群にいい。ケユカでは、使い心地を追究するために、開発者が何度も製品を試します。茂野も私も、これまでに膨大な数のソファに座ってきて、お尻の感覚で使っている素材まで分かるほどですが、両製品は快適性も耐久性も素晴らしいと思います。茂野さん、いい仕事しましたね(笑)。

ゆったり座ってくつろげば、
“いいソファ”が分かる

茂野:快適な柔らかさと長く使える耐久性は、通常は相反するものです。耐久性を求めると、どうしても硬くなってしまいますから。ところがメイソファヨナスソファも、座り心地のよさと耐久性を兼ね備えています。それは素材の組み合わせを工夫しているから。
よく3層構造だから良い、4層構造だからもっと良い、などの宣伝を見かけますが、大切なのは的確な組み合わせをしているかで、多ければ良いというものではないです。表層のやわらかさ、中間層の柔軟性、下側のしっかり感、それらをどの素材で表現しているかがポイントです。僕らは、それらを各々のターゲットに適したものをチョイスしています。

吉賀:デザイン性と耐久性、座り心地やメンテナンスのしやすさと、求められることは同じでも、メイソファヨナスソファには、明確な違いがありますね。それは想定ユーザーが全く別だからです。女性をターゲットにしたメイソファの方が、より柔らかくリラックスできるようなつくりで、ファッション性が高い。一方で男性の好みに合うヨナスソファは、ややハードで、よい姿勢がキープできるシャープな印象のデザインになっています。

吉田:どのような座り方をするのか、寝転がるならどのような態勢をとるか、デザイナーは想定するユーザーに合わせて様々なシーンを思い浮かべます。私も入社当初はビジュアル最優先でしたが、最近は初めから機能を意識しながらデザイン画を描くようになりました。使う人が何を求めているか、とことん考えていきたいと思います。

吉賀:これからソファを購入しようと考えている方に、選ぶときのコツをお伝えするとすれば、ぜひ店舗に足を運んで座ってみていただきたいということです。自分にぴったり合うかどうかは、実際に試してみないことには分かりません。じっくり30分くらい時間をかけて座り心地を確かめれば、きっとご自身の暮らしにぴったりのソファが見つかると思います。

吉田:そしてソファは、一緒に過ごす人と座ることが多いかと思いますので、ぜひ並んで腰かけて、座り心地を語り合ったりしながら、快適性を実感していただきたいと思います。自分だけではなく、パートナーや家族の意見も大切ですからね。仲良くワクワクしながら選んでください。

茂野:人によって良いと感じる「Good」なものは違います。大切なことは、自分の家族に「Fit」しているかです。ソファでしっかりと座りたい人と寝そべりたい人の「Good」は違いますからね。自分達に「Fit」しているかどうかは、その体勢にならなければ分からないことです。
ルートソファという8月発売の製品があるのですが、こちらは寝そべることを想定してつくっているので、店舗で見かけたら遠慮なくゆったりと身体をあずけてください。人が横たわる前提でありながら、アーム部分のデザインをシャープに仕上げています。ヘッドレストも、うなじではなくきちんと後頭部をあずけられるつくりになっています。その快適性を、ぜひ店頭で感じていただきたいです。


今回の話しを通して一番に感じたことは、普段全く意識しないで行っていることが多い「座ること」への意識の高さ。特に吉田さんはヘルニア持ちで、自分のような方がいつまでも心地よく座り続けることができるソファを開発したいとのこと。ソファのデザインはどうしてもディテールに目が行きがちですが、見えない部分での試行錯誤やモノづくりに対するこだわりを知ることができ、より今後の新商品の発売が楽しみになりました。

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カテゴリ : 家具


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