毎日の食卓を土鍋で豊かに。(前編)
2018.10.4
大きかったり、重かったり、お手入れが気になる土鍋ですが、上手に使えば毎日の食卓が豊かになります。
皆さまの食卓がより豊かになるよう、ケユカは収納しやすいように高さを調整したり、洗いやすいように重量を軽くしたり、IHクッキングヒーターでも使えるようにしてみたり、使いやすい土鍋を作りました。
今回のスタイルは、料理研究家の近藤幸子さんにケユカが作った3種類の土鍋を実際に使っていただき、おすすめレシピと使った印象を紹介します。
前編では鈴型土鍋とスタイル土鍋のレシピ。後編ではウォーターリッド鍋のレシピと、土鍋を作っていただいた窯元にケユカのデザイナーが訪ねた様子を紹介します。
鈴型土鍋
3種類の土鍋の中で、最も丸みのある鈴型土鍋。底面に丸みがあると、火の回りが良くなり、ご飯を炊くのにもピッタリです。近藤さんには、1~2名用の750mlのサイズでレシピを教えていただきました。
教えていただいたレシピは、秋にぴったりの炊き込みご飯。栗ご飯や鳥五目ご飯などの和風の炊き込みご飯ではなく、洋食にも和食にも合う、さつまいも、きのこ、ベーコンの炊き込みご飯です。特に、さつまいもの甘味とベーコンの塩気がアクセントになっていて、どこのご家庭にもある食材でも組み合わせを工夫すると、炊き込みご飯がグッと手軽に美味しくなるそうです。さつまいもをかぼちゃに変えたり色々な食材で試してみて、自分だけの炊き込みご飯レシピを作ってみるのも楽しそうですね。
醤油とみりんを2:1で混ぜ、といだお米に入れます。
お米の上に具材を敷き詰めます。
中火・弱火の加熱後、蒸らしたら完成です!
普段から、近藤さんはご飯を炊くのに土鍋を使っているそう。炊飯器で炊くよりも早く炊き上がり、そのまま食卓に出せるのが魅力的だとか。鈴型土鍋は蓋にしっかりとした重みがあるので、特に炊飯にも向いていそうとのことでした。土鍋に深さがあるので、ケユカでは野菜やお肉がごろごろ入ったカレーやシチューの調理にもおすすめしています。ご飯やおかずだけでなく、例えばプリンなどのスイーツを作ることもできるので、パーティーなどでそのまま食卓に出せば、華やかさの演出にもなりますね。
スタイル土鍋
スタイリッシュな洋風土鍋。別売のステンレスプレートを使えば、IHクッキングヒーターにも対応します。高さがないので、沸騰が早く、収納も手間いらず。近藤さんには、4名用の1.8Lのサイズでレシピを教えていただきました。
シーザ 浅型調理バット S ¥390(+税)/シーザ 浅型調理バット M ¥690(+税)/シーザ 深型調理バット S
490(+税)/シーザ
浅型調理バット L ¥890(+税)
スタイル土鍋では、トマトの煮込みハンバーグを。大人はもちろん、お子様からおじいちゃんおばあちゃんまで大好きなミニハンバーグと、ジャガイモとブロッコリーを、トマトで煮ます。野菜もしっかり食べてほしいときに、近藤さんはよく作られるそうです。寒い時期であれば、作っておいて食べるときに温めれば良いので、これからもっと寒くなる時期にもピッタリなレシピです。
ハンバーグに両面焼き色を付けます。
鍋に材料を全て入れ、中火で煮込みます。
最後に加熱用チーズを入れたら、完成です!
ケユカがこだわった、ライトブルーの色味。こういった大人っぽい色味の土鍋は少ないですね、と近藤さん。近藤さんがテーブルに出すときに気を遣うのが鍋の色だそう。食材の色を引き立たせるために、主張が強すぎない色の鍋をよく使われるとのことでした。特に色の薄い土鍋は、使いこんでいくうちに、味のある風合いに変化します。使い込むうちに自分だけの色に変化する過程も合わせてお楽しみください。
いかがでしたでしょうか? レシピだけでなく、「ご飯を炊くのに土鍋を使ってみる」「テーブルに出すときの鍋の色を気を付けてみる」など、土鍋選びの参考にもなれば嬉しいです。
後編ではウォーターリッド鍋のレシピと、ケユカのデザイナーが実際に窯元を訪ねた様子をご紹介します。
また、近藤さんに教えていただいた詳しいレシピ情報は今後店頭でお配りする予定ですので、ぜひ楽しみにしてくださいね。
近藤幸子
料理研究家。東京・清澄白河にて料理教室『おいしい週末』を主宰。「がんばりすぎないごはん」「重ねて煮るからおいしいレシピ」「おいしい週末、だれか来る日のごちそう献立」など著書多数。
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