畳の上のトノ!

畳の上のトノ!

2015.7.30 デザイナーコラム

おはようございます!空田成海です!2回目の登場になります!

前回は人生初のメルマガをめでたく公開させて頂いたわけですが・・・
「文章が硬い!」「内容が真面目すぎる!」

と各方面から なんとなく聞こえてきたり・・・はっきりと伝えられたりしました・・・

というわけで!
今回は・・・夏にぴったり!さっぱりと爽やかなフローズンメルマガをおとどけします!

***

最近、なんとなく家具やインテリアのことを考えているとふと思い出すシーンがあります。
(´-`).。oO(絵だったか写真だったか・・・)

そこには、和服姿の殿方が、畳の上に椅子(いわゆるダイニングチェア)を置いて座っています。

この違和感ありありの光景!ん〜なんともモヤモヤします・・・
おそらく当時の人にとっても、かなり奇妙な光景だったのではないかと思います。

そして、なぜかこのシーンを思い出すと、いつも「日本人にとって家具ってなんだろう・・・
インテリアってなんだろう・・・」と色々ぼーっと考えてしまいます。

今の日本の基本的な家の中は、リビング・ダイニング・寝室などに分けられています。
いわゆるみなさんもご存じの、春日部にお住まいの野原一家のようなイメージです。

一方、ほんの数十年前までは、畳の上で食事からなにから、なんでもやっていたようです。
いわゆるみなさんもご存じの、世田谷区にお住まいの磯野家のようなイメージでしょうか。

もちろん、どちらのスタイルも今も続いていますが
メインとなるスタイルは、時代とともにゆるやかに変化しています。

ここで、先ほどの畳の上の殿方です。
彼は、「新しく入ってくる外国のスタイル」と、
「昔ながらの日本のスタイル」この二つの狭間にいました。

その彼こそが!その“狭間”という名の“宇宙”に身を投げ出し、彷徨った、
“最初の一人”だったんじゃないのか・・・!?なんて、思うわけです。

そう思うと、あの違和感ありありの光景も少し偉大にも思えてきます。
変わり目にはどうしても違和感がでてしまうのです!

***

それでじゃあ結局、日本人にぴったり合うスタイルってなんなの?
「これ!」といって決めることはむずかしいですが、
ただ、ひとつの指標があるとすれば、
やっぱり『家族の会話』があるかどうかだと僕は思います。ベタですけど。

野原家も磯野家もどっちもいつもとても賑やかです。
そして、家族の会話があるのは、どちらも決まって食事のシーン。

磯野家のちゃぶ台を囲むあの三人の子供は、日本人の記憶に深く刷り込まれています。
うちの実家でも、家族で一番よくしゃべってたなぁと思うのは、やはり食事の時です。

じゃあ、ご飯を食べた後も、ゆっくりと過ごせるようなスタイルなら
日本人と合っているのでは・・・?!そんなところから今少しブームになりつつあるのが
“リビングとダイニングをひとつにまとめた”スタイルです。

“食事もできて ソファのようにくつろげる”

まだ新しくて、あまり聞きなれないし、“違和感ありあり”かもしれませんが、
インテリア好きの皆さんにこそ!ぜひとも挑戦してみてほしいスタイルです。
目指せ!畳の上のトノ!! ∈( ⊙____ ⊙)∋

※思ったよりさっぱり爽やかな内容になりませんで、
フローズン改め、しっとり重厚な、芋ようかんメルマガでした。

写真:ノーブル LDシリーズ

空田成海 / エアタ ナルミ