やさしいコーヒースタンド(後編)

やさしいコーヒースタンド(後編)

2017.1.25

清澄白河のコーヒースタンド「サンデーズー」さんとのコラボレーション。前編ではサンデーズーさんの店舗をケユカのカーテンや雑貨でアレンジさせていただきました。後編では、ケユカの4種類のドリッパーにあったお勧めのコーヒー豆をうかがい、淹れ方のコツを教えていただきました。

今回、用意したのはケユカで定番の4つのドリッパー。それぞれデザインが違うだけでなく、材質や形によって、味が変わります。それぞれの特徴を知って自分に合ったドリッパーを選ぶことで、ドリップする楽しみも広がります。
サンデーズーのオーナー奥野さんに、それぞれの特徴を解説していただきながら、特徴に合った豆を選んでいただきました。 (左から)spira コーヒードリッパー ¥1,400(+税)curva コーヒードリッパー ベージュ ¥800(+税)アネッロ 珈琲ドリッパー ¥3,000(+税)bulge コーヒードリッパー ¥1,800(+税)

1つ目のドリッパーはワイヤーで構成されたデザインのspira。面を持たない構造のため、ネルドリップに近い状況になります。注ぎ方によってコーヒーの落ち方が変わるので、慣れるまで難しいドリッパーです。「ゆっくり注げばその分ゆっくり落とせるので、凝ってくると楽しみが増えますね。中上級者向けのドリッパーというより、淹れ方が楽しめるドリッパーですね」と奥野さん。浅煎りで、酸味があり、ややフルーティーな豆が合うということで「クィーンスマトラ(インドネシア)」をセレクトしていただきました。ワイヤー形状なので、「洗いやすさも喜ばれるのではないでしょうか」とおっしゃっていました。

2つ目のドリッパーはプラスチック製のcurva。「ワイヤーのドリッパーと比べて落ちる量が少ないので、とても蒸らしやすいと思います」と奥野さん。どのような注ぎ方をしても落ちる量が一定で、初心者には使いやすい円錐形ドリッパーです。サッと落とせるので、さきほどのspiraと同じく酸味がある豆が合っているということですが、こちらはもう少し酸味を控えめにした「パラオナ AA(ドミニカ)」をセレクトしていただきました。

3つ目のドリッパーはステンレス素材でスタイリッシュなアネッロ。ドリップされる穴が一つでゆっくり落ちるのが特徴です。「とてもゆっくり落ちるように設計されているので、気をつけないとお湯が溢れてしまいます。こちらも中上級者向けですね」と奥野さん。一つ穴タイプのドリッパーは湯だまりができてしまうことが多いのですが、アネッロの場合は湯だまりができないように設計されていると感心されていました。じっくり落とすのに向いているのは、旨みの出やすい豆ということで、サンデーズーさんでも人気の高い「キャラメラード(ブラジル)」をセレクトしていただきました。アネッロは専用の受け皿と一緒に使うのもオススメです。

最後は美濃焼のbulge。ポピュラーなタイプの台形ドリッパーですが、陶器なので、特に寒い時期は気温にも味が左右されるとのこと。「コーヒーを淹れることを楽しむためにはあまり温度を気にしすぎずに自由に入れてほしいですが、上級者になればなるほど、淹れるタイミングを楽しめるドリッパーですね」と奥野さん。毎朝、同じ豆を使っていても、気候によって味の変化が楽しめそうです。ポピュラーなタイプのドリッパーなので、豆もチョコレートやナッツの風味があって、万人に受け入れられるものということで「Antiaua SHB(グアテマラ)」をセレクトしていただきました。

「ていねいにゆっくり淹れるのが一番です。気の早い人もゆっくりと淹れてください」と奥野さん。普段は甘みを出やすくするために85度のお湯でドリップしているそうです。沸騰したお湯を一度コーヒーサーバーに移し、それからコーヒーポットに移し替えると、お湯の温度が下がると同時にサーバーも温められるので一石二鳥。このような手順もコーヒーを淹れる楽しみの一つになるかもしれません。

また、淹れはじめに豆を湿らせて、30秒くらい蒸らすことも大切とのこと。お湯は、円錐形のspiracurvaは4回、1つ穴タイプのアネッロbulgeは6回に分けて丁寧に抽出すると、味や旨みがきちんと出て、店頭で飲んだ時と同じ味になるそうですので、ぜひお試しください。

ドリッパーの使い勝手に関しては、「全てのドリッパーが、どれくらいお湯を注いだのかが分かるように設計されていますね。細かい気遣いにも感心しました」と奥野さん。開店当時から使っていただいているDorfe コーヒーサーバー 600は撹拌(かくはん)した時にもコーヒーが飛び散らないようにデザインされている形がお気に入りとのこと。また、蓋がドリッパーの受け皿になるところも大好きだそうです。

今回、普段は使っていないpausa ドリップポットを使ってドリップしていただきましたが、「取っ手のバランスがうまくデザインされているので実際よりも軽く感じて、長く使っても疲れない」と評価していただきました。

見た目だけでなく、使いやすやさ、コーヒーを淹れる楽しみ方も含めてデザインされているケユカのコーヒー用品。みなさんもぜひ、ドリッパーの素材や形、いろんな豆や淹れ方を試して、コーヒーの深い世界を体験してみてください。

最後にサンデーズーさんの冬季限定メニュー(10月〜3月)をご紹介します。

アイスクリームを使った定番の「アフォガード」はサンデーズーさんでは冬の定番メニュー。あたたかい店内でご賞味ください。¥500
チェルビアット サイドテーブル WN ¥27,500(+税)Nucri クリーマー ¥700(+税)

コーヒーの果肉を乾燥させた珍しいお茶「カスカラティー」。ローズヒップティーのような独特の酸味がクセになります。¥400
チェルビアット サイドテーブル WN ¥27,500(+税)/bulge コーヒーカップ ¥900(+税)/bulge コーヒーソーサー ¥500(+税)

sunday zoo coffee tasting stand
東京都江東区平野2-17-4
電話:080-4149-0226
金・土 10:30〜18:00
日 10:30〜16:30
定休日:月〜木
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カテゴリ : キッチン用品