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こだわりソファKEYUCA亭 店主の嘆き part3

こだわりソファKEYUCA亭 店主の嘆き part3

2015.5.7 デザイナーコラム

暑い。まだ5月というのにもう暑い。
一年中同じラーメンだしてんじゃねーよって言われそうです。

確かに家具自身には季節感がない。
基本的にスタンダードなもの。

そしてそのスタイルもスタンダード。
ダイニングとは『あつまる』ところ。
リビングとは『くつろぐ』ところ。

先代にそう伝えられ、それが当たり前だと思って
ダイニングやリビングをデザインしていました。

ダイニングは食べやすい姿勢というものがあり、
座面の角度はこのくらいですよ。背面の角度はこのくらいですよと、
人間工学という名の暗黙のスタンダードが存在する。

スープをすする前に、酢を入れるなよ的なスタンダード。
何十年前から変わらないそのスタンダードは、
チェアとはこういうものだ、ソファとはこういうものだという
進歩しないことの言い訳のようなルールの上で戦わされている。

ラーメンだから麺はのびるだろと。
なにを疑問に思う。それがスタンダードだぞと。

いや。違う。
ラーメンにも冷やし中華がある。
きっと最初は馬鹿にされたに違いないその亜流ラーメン。

ダイニングでそれを目指して何が悪い。
『集まって』『くつろぐ』
いいとこどり。

ちまたでも、LDという名のリビングダイニングといわれる
コンパクトベンチタイプのダイニングなどはある。

あれはただ、チェアじゃないダイニングでしょ。
だってくつろげないじゃん。

だからそうじゃない。
目指すはくつろぐダイニング・・・『リラックスダイニング』

ダイニングは、家の中で唯一の顔を合わせることろ。
じゃぁ、ゆっくり顔を合わせましょうよ。
心の Face to face しましょうよ。

そこで開発したのが、フリートLDソファ&テーブル。
もはやチェアではない。

座り心地を良くするために、重すぎるボディになりました。
でも、最初からこのソファを引いて座るということを目指していません。
アームの長さを半分にすることで、脇からはいることにした、割り切ったソファ。

座りを求めたとき、重さは割り切ることで
最初の『くつろぐ』ということを、しっかりと果たすことにしたのです。

座面も背面もチェアとして考えたら反逆の角度。
大御所様方々からは『あんなのダイニングじゃねぇ』と怒られるであろう。

でもいいのだ。
私は、冷やし中華を最初に出した人を敬愛する。
きっと最初は後ろ指さされたはずだ。

私がリラックスダイニングの暗黙のスタンダードになってやろう。
と心に刻みながら、ビクビクと商品化しました。

もちろん、ソファとしてリビングにも使えます。
2Pソファは、背からアームにかけて丸く一体で製作したので
斜めに座るとカウチのようにもくつろげます。

さぁ召し上がってください。一度で二度おいしい反逆の冷やし中華、
『フリートLDソファ1P/2P/ベンチ&テーブル』¥62,000/¥100,000/¥51,000 +税

こだわりソファkeyuca亭 店主の嘆き次回へつづく

カテゴリ : デザイナーコラム , 家具


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