コーヒードリッパーによって味は変わるの? 2020.1.16 ケユカではドリッパーやドリップポットなどコーヒー関連の商品もたくさん取り扱っていますが、実際にドリッパーによってどんな違いがあるの?と思っているお客様も多いのではないでしょうか。今回のスタイルはケユカの二つのコーヒーカラフェセットを使って、同じ豆をドリップした場合、どのような味の違いが出るのかを試してみました。ご協力いただいたのは蔵前のカフェ「コフィノワ」のオーナーの高橋さんです。ドリップコーヒーだけでなくアレンジコーヒーもご紹介していただきましたので最後までお楽しみください。 今回、ご協力いただいたコフィノワさんの店内。自家焙煎豆も販売しているため、店内には焙煎機が。上が店長でバリスタの加藤さん、下がオーナーの高橋さん。 3種類の豆を2種類のドリッパーで淹れてみる 今回は2種類のコーヒーカラフェセットを試してみました。まず一つ目はpausa コーヒーカラフェセットII。特徴は円錐形フィルターを使用すること。抽出穴は大きい穴がひとつで、そこからペーパーの先が出るため、ネルドリップのような抽出方法になります。 pausa コーヒーカラフェセットII 600ml ¥2,000(+税) Cezan コーヒーカラフェセットの特徴はペーパーレス。紙フィルターを使わず金属フィルタからそのままドリップできます。ペーパーレスの場合は、コーヒーオイルや旨味成分がそのまま抽出されるためより強い香りを楽しむことができます。Cezanはドリッパーとカラフェのほかに、豆の計量目盛付ドリッパースタンドが付いています。 Cezan II コーヒーカラフェセット 300ml ¥2,490(+税) コーヒー豆は深煎り、中煎り、浅煎りの三種類。これらの豆がドリッパーによってどのような味の違いが出るかを試してみました。豆の種類は左から 深煎りの「ウマヤブレンド」 ほろ苦く香ばしい味わい。酸味が少なくすっきりとしたブレンド。 中煎りの「グァテマラ」 チョコレートのようなコクが特徴。 浅煎りの「エチオピア」 ナチュラル製法で作られた豆でフルーティーな味が特徴的。 いよいよ淹れ比べてみました。まずは浅煎りの「エチオピア」から。同じ豆から抽出したのに色にも差が出ました。左がペーパーを使うpausa。右がペーパーレスのCezanです。 ペーパーレスのCezanでドリップした方は味に重さを感じるのに比べ、pausaの方はすっきりとして酸味を感じます。高橋さんいわく、酸を感じる成分は同じ量だけれども、ペーパーレスの方が酸味以外の成分も多く抽出されているため、酸味がマスクされるそうです。 人の味覚はほぼ鼻で感じると言われていますが、ペーパーレスの場合、コーヒーオイルがそのままドリップされるため、そこに多くのアロマが含まれているそうです。 ただし、ペーパーレスの場合は微粉も多く含まれます。この微粉を雑味と感じる人もいるそうですので、一長一短といえます。 monolim 計量カップ ¥390(+税) 中煎りの「グァテマラ」の場合、特徴であるチョコレートっぽいコクが明確にわかりやすいのはペーパーレスの方でした。 また、深煎りの「ウマヤブレンド」の場合は抽出される濃度が高いので、ペーパーがある方がすっきりとして飲みやすく、ペーパーレスの場合は、コクがあってざらっとした感じが強くなりました。 どんな豆がどのドリッパーに合うという正解はないと高橋さんは言います。どちらが良いか、ということではなく、どういう性質で抽出されるかという違いだけ。コーヒーアロマやコーヒーオイルがたくさん入っている方が好きだという人はペーパーレスが、深煎りが好きだけどあまり油っぽいものや粉っぽいものが苦手だという人はペーパーがあるものがおすすめ。 例えば、浅煎りは酸が目立って抽出されやすいため、ペーパーレスの方がボリュームが上がっていろんな味を楽しむことができますし、すっきりとした味わいに感じる豆もペーパーレスにすることでしっかりと味わうことができるそうです。 フレーバーの強さやコーヒー由来の美味しさを求める人はペーパーレスを選ぶ人が多いそうですが、逆に、ペーパーレスで抽出した場合のざらっとした感じが飲み慣れないという人も多いそうです。日本人の場合、ペーパーで抽出したコーヒーや牛乳が入ったエスプレッソなどに慣れているので、ペーパーレスで抽出したコーヒーをブラックのまま飲むことに慣れていない人が多いからだといいます。 また、ペーパーフィルタは、一度湯通しすることを「ペーパーにリンスする」というそうですが、こちらの作業を行うとペーパーにコーヒーの美味しさが残らずしっかりとした味わいになるそうです。こちらはペーパーの毛細血管現象によるもので、よりスッキリした味が良い方は、リンスしなくてもちろん大丈夫とのこと。 自分の好みやその日の気分によって抽出の仕方を変えるのも楽しみの一つになるかもしれませんね。 ケユカ商品の使いやすさは? 高橋さんにケユカのカラフェセットやドリップポットの使い心地についてうかがいました。 「どちらのカラフェセットも抽出時間が想定通りで安定しているため、充分プロユースとしても使えて、味わいも再現できると思います。当店コフィノワでもペーパー抽出したドリップコーヒーを提供していますが、円錐型を採用したPausaのドリッパーは、抽出スピードコントロールがしやすく自在に味わいをつくれるところが素晴らしい。Cezanのペーパーレスフィルタは、ペーパーレスフィルタ特有の微粉が含まれるコーヒーに仕上がるのを極力おさえた優れもの。その抽出は家庭用として充分安定していて、しかもおしゃれな商品だと思います」と高橋さん。 ドリップポットについても軽くて使いやすいと好評でした。高橋さんは普段蓋をつけないそうなのですが、蓋をつけてもつけなくても温度の落ち方もゆるやかで充分プロユースでも使える商品だと評価していただきました。 pausa ドリップポット ¥3,800(+税) カップに合わせたアレンジコーヒー 今回、ケユカのカップに合わせてアレンジコーヒーをセレクトしていただきました。持ち手が特徴的なPENTE MUGにはカフェラテ(HOT)でラテアートを。ケユカのロゴも描いていただきました。 PENTE MUG ¥890(+税) ドリッパーの違いはいかがでしたか? 豆や焙煎、挽き方を変えるだけでなく、ぜひ、みなさん自身の好みや豆に合わせてドリッパーを選んでみてください。普段とは違う方式のドリッパーを試してみることで、コーヒーの楽しみがさらに広がりそうですね。 コフィノワ 東京都台東区蔵前3-20-5ハッピーメゾン蔵前1F 電話:03-5823-4445 営業時間:平日8:30〜18:00・土日11:00〜18:00 定休日:木 詳細はこちら ≫ キッチン用品のページはこちら ≫ カテゴリ : キッチン用品